インターバル 定義の方法

インターバル、音と音の間隔は、数字とアルファベットを使って定義していきます。 インターバルを知ることは、音と音の関係を論理的に理解することです。小さい頃から音楽に親しんで優れた音感を身につけた人は、聴覚のみで和音やメロディを解釈できますが、インターバルの論理を把握していれば聴覚を補うことができます。英語を母国語とする人のように英会話ができなくても、辞書で調べながら解釈できる、というようなものだとおもってもらっていいと思います。 「度」を単位とする数字での定義 スケールの始点からオクターブまでに数字を割り当てることで、どのキーでも関係なくインターバルを指すことができます。 たとえば、 Cメジャースケールは CDEFGABC これに、 12345678 と番号をふります。 そうすると、Cメジャースケールで3度は「E」ということになります。 ではDメジャースケールの3度の音名は何でしょうか。Dを1度として、3番目の音はD、E、F#…F#がDメジャースケールの3度ということになります。 1度、2度、3度、4度、5度、6度、7度、8度。 8度がオクターブです。 さらにこれらの数字で表すインターバルには「接頭語」が付きます。それはなぜか? メジャースケールの3度と マイナースケールの3度 は、それぞれ違う響きになるからです。 その違いを分類する方法を以下に記します。 1. 明るい・暗いを表す音の関係 まず2つの音の響きを聞いたとき、それが明るく聞こえるか、暗く聞こえるかに分類されます。これは、スケールなどと同様に日本語では「長」「短」、英語では「メジャー(Major)」「マイナー(minor)」と書きます。 メジャーインターバルとマイナーインターバルは半音違いの関係で、メジャーインターバルはマイナーインターバルより半音高く、マイナーインターバルはメジャーインターバルより半音低いです。 メジャー、マイナーが付くインターバルは、1度〜8度の中で、2度、3度、6度、7度です。 2. 明るい・暗いに関係ない音の関係 中には、明るさ暗さという表現に該当しないインターバルもあります。これらは「完全」といわれ、英語では「パーフェクト(Perfect)」と呼ばれます。 1度〜8度のインターバルでは、4度と5度が長短、明るい暗いに影響されないインターバルです。 補足ですが、1度と8度もメジャー・マイナーに影響されないインターバルで完全8度ということもありますが、どちらかといえば1度をユニゾン、8度をオクターブとするのが一般的かと思われます。 3. 増・減というイレギュラー 下の図にメジャー、マイナー、パーフェクトのインターバルの関係を記してみました。実はそこから更に変化させたインターバルもあります。「増(オーギュメンティド, Augented)」「減(ディミニッシュト, diminished)」と呼ばれます。これらは通常スケールの中に収まっていないインターバルなので、例外ではあるのですが、これら例外があることで音楽に深みを与え、意外性を生み、感動の引き起こします。 実際に和音を奏でるようになったら、実践していきましょう! 【目次へもどる】
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A House Is Not A Home – YouTubeより

YouTubeのハンドルネーム、7notemodeさんがアップしているA House Is Not Homeの演奏が美しすぎるので紹介させていただきます。 当店ではビル・エヴァンスの演奏を採譜した楽譜を発行していますが、このビデオは彼のアレンジによるもの。しかし本人も動画の解説で認めているように、エヴァンスの演奏から多くの影響を受けているようで、事実、似ているハーモニーが多々聞こえてきます。 中間部のソロはとてもきれい!生ピアノだったらなお良かったのですが、この電子ピアノもいい音してます。2007年の映像ですが、楽しく聞けると思います。 7notemodeさんは、ご自身の演奏以外にもジャズピアノチュートリアルの動画もあったりして楽しめます。英語がわからない人でも音楽ならわかるかも…。まずはご覧ください!
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2つの音の関係を定義する

音楽では1つの曲の中でたくさんの音が奏でられて一つの曲を形成しています。 ある音から次の音へ移動することを繰り返して作る音の流れをメロディ(Melody:旋律)、2つ以上の音が同時に発せられて生み出す響きをハーモニー(Harmony:和声)と呼んでいます。 メロディもハーモニーも、2つ以上の音の構成で初めて成り立つもので、1つの音が1度発せられただけで、それが人に感動を与える音楽と呼べるかといわれれば疑問です。例えば「ド~」と1音鳴っただけで感動する人はあまりいないでしょう。 そうした2つ以上の音の組み合わせの連続が一つの楽曲となっていくわけです。その仕組みを知ることで音楽の成り立ちをかなり具体的に理解することができます。 この2つ以上の音の組み合わせ、関係性を、音楽用語では音程と呼び、英語ではインターバル(Interval) といいます。インターバルとは「間隔」と訳され、音と音の距離を測るものさしのようなものとも言えます。 音楽の理論上ではこれを数値で表し、その響きに応じて名称を付けます。 インターバルは音楽理論を学ぶ上で多くの人が苦労するポイントです。本来なら、これは理屈で覚えるよりも実際の響きを記憶していく方が正当な方法といえるかもしれません。しかしこれを音感で習得するには非常に長い時間がかかります。たくさんの音楽を聴いて、たくさんの曲を練習して、演奏して・・・。理屈の説明なしに習得するには何年もしくは十年以上の経験が必要になるのかもしれません。 逆に理屈を知っておけば鍵盤上で視覚的にインターバルを理解することができ、音感の訓練にも役立つことでしょう。 まずはインターバルを先に解説したスケールを例にお話ししてみたいと思います。 全音・半音以外での音階の定義 明るい・暗いを表す音の関係 明るい・暗いに関係ない音の関係 増・減というイレギュラー 【目次へもどる】
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エヴァン・エヴァンス氏から感謝の言葉をいただきました。

作成した楽譜は、もちろんJASRACでの許諾を得て出版しているものの、海外への輸出が可能なのかはJASRACの管轄ではありません。いろいろ可能性を探っている過程で、ビル・エヴァンスの息子さんである、エヴァン・エヴァンス氏と連絡を取り合っていました。 すでにいくつか発行しているよ、という話の流れから彼が見てみたいというので、 A House Is Not A Home、Little Lulu、In Your Own Sweet Wayの3冊を発送しました。アメリカへの郵便は時間がかかるので忘れた頃にエヴァンス氏からメールが来て、意外にもかなり喜んでくださった様子です。 本人から許可をいただいたので、スクリーンショットで紹介させていただきます。「ファンタスティック」と「ワンダフル」という単語で表現してくださっています。特にLittle Luluの楽譜を気に入ってくださったようです。そして私の方からの返答です。まさかこんなリアクションが出るとは思っていはいませんでした。ダメ元でご本人の言葉を口コミのような形で使わせてもらえないか頼みました。そうしたらOKということでした。さらに、「沖縄に行けるなら個人的に会いたい」とまで言ってくださって、光栄です。 「Made in Japan」から踏み込んで「Printed in Okinawa, ...
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ビル・エヴァンス楽譜出版、原稿完成です。

当店出版物となる最新作、ビル・エヴァンスとエディ・ゴメスによる「Invitation(インヴィテーション)」楽譜の原稿が出来上がりました。 念のためにもう一回確認してから入稿となりますが、ゴールはもう目の前です。 具体的な内容は完成したときにあらためてご紹介するとして、今回はちょっとだけ編集裏話(^^)。 おかげさまで印刷についても多少知識があったのでこうして製作を進めていけるのですが、校正以外一人でやっているとたとえ1曲でもたやすくはありません。順番としては、 著作権確認 聞き取り、採譜 記譜 著作権許諾手続き 表紙など楽譜以外の製作 音楽的な校正(ここは演奏家の方とコラボ) 見やすさの校正 色校正(単色でもあるんです…) 印刷屋さんと打ち合わせ 印刷 完成チェック 他にもまだあるかもしれませんが、ざっとこんな感じです。 見やすさと色の校正は、楽譜ソフトでは限界があるのでアドビイラストレーターを使っています。楽譜ソフトでもできるのでしょうけど、イラレの方が慣れていて早いのです。印刷屋さんとのやりとりでもこちらの方が早いですし。 以上は製作の話ですが、その先には広報・営業というフェーズがあって、さらに海外での販売も目指しているのでそうなると著作権がさらに複雑になって大変。まだ海外までは販路が伸びていませんが、世界のジャズですし、目指していきたいと思っています。 さて、ようやくここまでたどり着きました。まだまだ作りたい楽譜はたくさんあるのに! 地道に頑張ります。 ここでしか手に入らないビル・エヴァンスの楽譜の販売ページはこちらです。
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