各キーの名称

ワークシートへの書き込みはできたでしょうか?

答え合わせをする前に24のキーそれぞれに名前が付くので、そこから整理していきましょう。
英語の音名CDEFGABがそれぞれのキーにつきます。白鍵で始まるキーはそのままCメジャーキー、Cメジャースケールと呼ぶのですが、問題は黒鍵の場合。

黒鍵は♯(シャープ)なのか♭(フラット)なのか。

日本では小中学校で♯(シャープ)や♭(フラット)という言葉を習うでしょう。記憶からですが、リコーダーの穴を指で半分抑えると半音変わると習ったと思うので、多くの方はすでにご存知と仮定して進めます。

その♯か♭のいずれかがA〜Gの音名に付くわけですが、それはどうやって判定するでしょう?その法則をここで確認しておきます。

【ルール1】

ひとつのスケールにABCDEFGはひとつずつしか存在しない。

【ルール2】

メジャースケールで黒鍵から始まるものでは全ての黒鍵は♭(フラット)。

【ルール3】

白鍵で始まるメジャースケールで、オクターブの始まりの音(これをトニック:Tonicと呼びます)の半音下が黒鍵であれば、そのスケールの黒鍵はすべてシャープ。 半音下が白鍵であれば、そのスケールの黒鍵はすべてフラット(後者に該当するスケールは一つしかありません)。

【ルール4】

全てのマイナースケールは、メジャースケールの6番目の音を基点としているので、その♯もしくは♭を適用する。

これに従ってフラットもしくはシャープをつけていくと、全てのスケールの黒鍵に音名がつきます。ワークシートの「name」のところに音名を書き込んでいきましょう。これが各スケールの名称となります。参考までに、クラシック音楽の理論では、長調は大文字(ABCDEFG)、短調は小文字(abcdefg)で記入することが多く、こうすることで視覚的に分類できてわかりやすいです。

ワークシートの答え合わせ

こちらのPDFファイルで全てのスケールを鍵盤上で視覚的に確認できるように表示しましたので照らし合わせてみてください。先述のキーの名称も記載しているので併せて確認できます。クラシック音楽の分野で理論を勉強するときは、メジャーをアルファベット大文字(ABCDEFG)、マイナーを小文字(abcdefg)で記す傾向があります。

可能であればこのPDFは印刷せずに画面の表示に留めることをお勧めします。このスケールとキーの資料を、自分で記入して作成することでより覚えられるからです。そしてそれはあなたの実績となり作品となります。

ジャズであれ他のジャンルであれ、音楽を演奏するにあたってシナリオともいえる楽譜を自作することは、既成のものを取り寄せるよりも確実に力となるはずです。今後この講座を終える頃には、弾きたいと思った曲についてはほとんど自作するようになるでしょう。そのための習慣は今から身につけておいていいと思います。

さらに、インターネット上の講座ではありますが、可能な限り手書きを推奨・実践していく方向で進めていきます。ワープロで作った資料は時間がたってもコンピューターがプリントした書体ですが、手書きは思い出として形に残り、足跡となります。個人的な経験ですが、子供の月謝袋に本人が書いた名前は、一年経って新しい月謝袋にまた名前を書いたときに時間の流れを感じさせてくれました。もしかしたらこのワークシートを再び手にとって確認する日が来るかもしれません。そのときにご自身の経験・努力が形として現れることでしょう。

話がそれました。では自分で作ったスケールと解答を見比べて、必要に応じて修正しましょう。間違えた形跡は残ってもいいと思います。今後ミスを繰り返さないための布石にもなるので。

CYCLE OF THE FIFTH

ワークシートにスケールに書き込む中で、CからF、FからB♭と進めると、黒鍵が1つから2つ、2つから3つへと増えていくことに気付いたでしょうか。メジャー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナーの各12のスケールはそれぞれ黒鍵の数の順番に並び、Cでゼロ、G♭で6へと増えていき、最後のGではまた1に戻っています。これを図にしたものがあります。

サイクル・オブ・ザ・フィフス
CYCLE OF THE FIFTH

日本語では五度圏とよばれ、英語ではサイクル・オブ・ザ・フィフス(CYCLE OF THE FIFTH)と呼ばれます。どういう法則なのかはまた後程解説します。

次は、これらのスケールを弾く練習方法を紹介します。

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